幼なじみ
「ねぇ悠仁。」

「ん?」

「あたしを…正式な彼女
 にして?」



彼女…?



瑠璃を?



「まじで言ってんの?」

「うん。
 悠仁をあたしだけの
 ものにしたい。」

「瑠璃…。」



瑠璃が…俺の彼女に?



「ちょっと考えさせて。」

「分かった。」



俺はたばこを屋上で
吸った。



結衣がいなくなってから。



俺はどんどん不良に
なっていってる。



髪も金に染めた。



ピアスも空けた。



サボりはしょっちゅう。



女遊びはする。



一緒にいるヤツらも
海斗以外はヤンキー。



最低だな。



海斗はそんな俺でも
親友だって言ってくれる。




< 91 / 151 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop