幻影残月
伝えたい事
伝えたい事ほど
伝わらない、伝えられない
どうしていつもこんななんだろう。
私は自分に失望する
君はずるい
私が悩みに悩んで口に出せずにいる
不安定な不思議なこの気持ちを
簡単に言ってのけてしまうから
だから私は目で伝えるよ
この世の言葉では言い表せないから
君の目をただじっと見つめて
君だけを思う
二人だけの特別な会話
言葉にならない会話
一見したら見詰め合っているだけだけれど
私達はお互いに目で
愛の詩を歌っているんだ
言葉にならない時は
ただ見つめあう
それだけでいい
伝わらない、伝えられない
どうしていつもこんななんだろう。
私は自分に失望する
君はずるい
私が悩みに悩んで口に出せずにいる
不安定な不思議なこの気持ちを
簡単に言ってのけてしまうから
だから私は目で伝えるよ
この世の言葉では言い表せないから
君の目をただじっと見つめて
君だけを思う
二人だけの特別な会話
言葉にならない会話
一見したら見詰め合っているだけだけれど
私達はお互いに目で
愛の詩を歌っているんだ
言葉にならない時は
ただ見つめあう
それだけでいい
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深町チセは目覚めたら3年間仮死状態で記憶を失っていた。
かつて婚約までした恋人の桐生紘輝の事も全く覚えていなかった。
絶望しているチセに
「昔のチセも今のチセも僕は愛する。」と伝える紘輝。
辛抱強くチセを支える紘輝にだんだんひかれてゆく。
3年間の空白の時間。
その間に書かれたチセ宛てに書かれた物語を読み記憶のピースを少しづつ取り戻していく。
しかし、紘輝の幼馴染で美人の西園寺・純の登場で紘輝が桐生グループの跡取りであり有名作家であった事を知る。
そして、
全てをチセの為に捨てた事も純から知らされる。「私にしか紘輝を幸せに出来ない。チセさんは紘輝の幸せを考えるなら身を引くべきよ。」と言われる。
悩むチセの決断は、そして二人の未来は・・・。