わたしとあなたのありのまま


 志穂さんは、笑い過ぎて目に涙を溜めながら、

「ほのかちゃんが、悠ちゃ、んの、彼女になったら、わた、しも、嬉しい」

 メチャクチャ途切れ途切れな励ましの言葉をくれた。


「ありがとうございます。
 頑張ります」

 そう答えて、私もニッと微笑んで見せた。



 公園で、私は涼太くんとありさちゃんと夢中になって遊んだ。
 想像以上に楽しくて。

 もしかしたら、私が一番はしゃいでいるのではないだろうか、
 私の方が幼い二人に遊んでもらっているのではないだろうか、
 そんな不安が時々脳裏を過るぐらい、

 時を忘れて遊び呆けていたと思う。


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