わたしとあなたのありのまま
 みぃたんは、今日の朝一番に、私に声を掛けてきた。
 満面の笑みを浮かべて。

 昨日は本当に楽しかった。
 田所くんたちが、あんなに面白い人たちだなんて、驚いた。
 怖そうなイメージがあったから。
 仲良くなれたのは、ほのかのおかげ、ありがとう。

 などなど、とても感じ良く、親しげに語る彼女はまるで、もうずっと以前からの仲の良い友達のようだった。


 けれどもみぃたんは、最後の最後でこう言った。

「やっぱ、田所くん最高。
 あんなカッコ良くて、その上面白いなんて、
 ヤバ過ぎでしょ」


 それは私に向けられた宣戦布告だったのだ。
 その時は気付かなかったけれど。

 間抜けだ、私。


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