小春日和


顔を見ると神妙な顔をしている。

え…?

こういう場合どうすればいいの…?


「…………」

「…………」

「…………」

「…………」


きりがない。

いったん何か話さないと絶対1時間無駄にする…!

だけどこういうときに限って話題がない。

どうしよう、どうしよう…。


「あのさ、」

長い沈黙を破ったのは春の方だった。

「何…?」

俯いてるから分からないけど、今はきっとさっきと同様神妙顔をしてると思う。


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