虹色のそら
私の名前は、鈴蘭愛莉(スズラアイリ)。
今日で高校2年になった。 耳は聞こえるけど声が出ないから………手話を使ってる。
そして、私の隣にいるのは、親友の成瀬亜理砂(ナルセアリサ)。
私の唯一の理解者である。いつも、私の事を心配してくれて、いつも助けてくれる。
アリサに手を引かれて連れてこられたのは、コンビニ。
アイリ『亜理砂?』
アリサ「お願いだから、ちゃんと食べて」
アイリ『食べてるよ?』
アリサ「嘘つかないで」
…………。
アリサ「はい。これ、私の奢り」
アイリ『え、悪いよ』
アリサ「いいから、食べる」
アイリ『……はい。ありがとう』
アリサ「いいえ」
私たちは近くの公園のベンチで買ったパンを食べることにした。