虹色のそら
アリサ「今年も同じクラスで良かったよね」
アイリ『うん』
アリサ「今日は、何時にお迎え行くの?」
アイリ『5時に行く』
アリサ「そっか。最近どう?」
アイリ『大丈夫』
アリサ「無理しないのよ」
アイリ『うん』
アリサ「そろそろ、帰ろうか」
アイリ『そうだね』
私たちはベンチを立って帰ろうとした。
うん。帰ろうとしたはずだ。
「君たち、可愛いねー」
「俺らと遊ばなーい?」
2人の柄の悪い男の人が絡んできた。
アリサ「用事があるので」
アリサが私の手を引いて歩き出そうとした。
……!
しまった……
私の腕が掴まれてしまった。
アリサ「ちょっと、その手離しなさいよ!!」
「威勢のいい女も好きだけどー」
「怯えてる方がそそるねー」