一恋入愛

試合終了

試合が終わりみんながいなくなったグラウンドには、あたしとれいと翔平だけになっていた。

翔平がホームランを打ったけど負けは負け。
しかたないよ…
でも、翔平はスッゴい落ち込んでるよ。
「れい…声掛けてやんなよ」
「こぉいうときは夏希でしょ!!」
「は?」
「んじゃ、あたし帰るね。っあ、翔平にカッコ良かった、って言っといて。バイバ~イ♪」

そう言ってれいは帰ってしまった。

と、とりあえず慰めてやるか。

あたしは落ち込んでる翔平の隣に座った

「おつかれ。惜しかったね。でもでもカッコ良かった、ってれいが言ってたよ?良かったぢゃん」

「…くねぇよ」
「何で?れいが言ってたんだよ?」意味わかんない

「俺…別にれいちゃんのこと好きじゃねぇし」

はぁ?ますます意味わかんない…

「好きじゃない、って…でもいっつもー…」
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