一恋入愛
「京介、工藤尚人って知ってる?」
「工藤尚人って元プロ野球選手の?でも、あの人もう亡くなったんぢゃ…?」

「うん、実はねあたし工藤尚人の娘…なの。」

京介は混乱している。そりゃそうだよね…

「パパはね、あたしが小さい頃、ずっと野球を教えてくれてた。
だけど、あたしが小1の夏…てかあたしの誕生日に死んぢゃった。パパは、あたしの誕生日プレゼントにグローブを買いに行ってくれた帰りに事故に遭ったの。
だから、あたしは絶対、野球を辞めないって決めたの…パパが…大好きだから…」

あたしは泣きながら全てを話した。
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