これはあなたへのラブレター
返事、
ある日の放課後。
「あきーっ一緒に帰るでしょー??」
幼馴染みで家が隣の由奈が
いつものように
終わりのチャイムと共に話しかけてくる。
「うん!あ、でも部室よるよー♪」
「あき純くんに会いたいからでしょー」
「う…そ、それもあるけど…自分の楽器とりにいかなきゃだし……」
「それもわざとおいてきたんでしょー」
由奈は楽しそうに
ニヤニヤしながら私を見る。
「う…とっとりあえずいこうよ!?」
こんな会話を繰り広げながら
私たちは部室への階段を上がった。
純くんに会えるかなぁ…
わたしの胸は
階段をのぼれば上るほど
高鳴って
期待しているのがわかった。