これはあなたへのラブレター


…………………………。
一瞬の沈黙。

私の目には楽しそうに笑う奈菜、
ビックリしているみんなの顔。

純くんの腕をつつくなずな。



みんなの顔を見ていたら
私はなにもいえなくなった。

「……え、あ……忘れていーです……あはは…は……お、終わりです…」


顔があつい……
きっとまっかになってるだろうなぁ……

あぁ、なんかもぅ、後悔…。


そのあとにまた少しだけ
沈黙が続いたあと
何事もなかったかのように
お別れ会はすすんでいった。



ただ私はさっき混乱していて
見ていなかった
純くんの反応が
気になって仕方なかった。





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