これはあなたへのラブレター


そうして無言のまま歩いていると
あっという間に家についてしまった。


「えっと……帰ったらメールしていい??」

「…はい。待ってます……」

「うん!!じゃあまたね??」


私がそう言うと純くんは
大きくてをふって歩き出した。





「だだいま~…」

「おかえり!!」

「ごめん、お母さん…食欲ないからご飯いらないや………」

私は母親に夕食を食べないことを伝えて

リビングにおいてあった携帯をもって自分の部屋で向かった。


部屋に戻っても
大好きですっていってくれた
純くんの声が忘れられなくて

心臓が大きくて音をたてている。


でも私にはあの大好きっていう言葉が
友達としてなのか
恋愛対象としてなのか、
全くわからなかった。


だから私はベッドに潜り込みながら
純くんにメールを送った。


『さっきのは友達として??
もしあたしのこと、少しでも
恋愛対象としてみれるなら付き合ってください…』



純くんとの未来を
少しだけ期待して
私はメールをおくったんだ。



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