光と闇
「あの…、どうしてですか?」

「え?」

「どうしてもう来ないんですか?」




「君のことは気にしていたよ。いつも、天気があまりよくない日にしか来ない、同じくらいの年の男の子がいる。そして最近よくその子と話をするんだって、楽しそうに話してくれた。」

「どうして僕だって分かったんですか?」


「どうしてって、妹の話していたまんまだから。
君の特徴とかも妹の言ってたまんまだし。」




「…それで、どうしてもう来ないんですか?あのこは今どこにいるんですか?」

「あの子は生まれつきの持病があるんだ。」


いきなりの話で、うまく飲み込むことが出来ない。とりあえず、話を続けなければと思った。

「え…と…、その……、ヒカリさんはどこが悪いんですか?」



口下手だなぁと自分でも呆れるほどな話し方だった。昔は平気だった初対面の人と話す事が、今では苦手だった。



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