小指心
しばらく私はその花を見つめていた。

なんだか癒される花だな、良く古着とかに使われてる絵だよね。
私も一着だけ、これに似たの持ってる。

「梓ちゃん?」

「ぇ、えっ?」

私は蓮くんの方に向いた、蓮くんは笑っている。
げ、何見とれてんだよこの馬鹿。

蓮くんの顔みたら、また緊張してきた。

「今日はなんの話できたの?」

「あ、あぁ・・・」

とうとう話す時が来たかぁ、嫌だー!!
しょうがない、私は拳を強く握って蓮くんに問いかけた。



「あの、なんで私なんか好きなの?」



「・・・」

なんでそこで黙ってまうねんっ!(なぜ関西弁?)
私は追いつめる様に蓮くんを見つめた、これを答えるまで絶対目をそらしてやるもんか。

「あー・・・絶対それ、聞くと思った」

うん、だろうね。
で、どうなんだよ答えは。


「なんでって・・・別に好きなものは好きだから?」


ドッキュン

「っ・・・!!///」

ヤバい、今の表情は反則だよ・・・!!
ど、動悸があぁ・・・!!(大丈夫か)

おーいみんなー、まだ鼻血は出てないかーい?

「ちょ、梓ちゃん大丈夫?」

「っ!!?」

れ、蓮くんの周りに天使(ベル○イユの薔薇みたいなフレーム)が見える・・・!!

「だ、大丈夫(直視出来てない)」

「本当?」

「う、うん。なんとか(汗)」

心配そうに蓮くんは私の方を見ている。
私の鼓動よ、お願いだから収まってくれ・・・!!!!
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