小指心
「うん・・・?」

あー!!
ヤバい、内心ひやひやしてきた。

どうしよう、ここから逃げるのってありかな?

「俺―――――」





ピロピロリ〜ン♪





「「え」」

・・・携帯?

「あ、ゴメンちょっと携帯っ」

そういうと一馬はポケットから携帯を取り出した。
素早く開く。



ピロピロリ〜ン♪



「?」

まだ鳴っている。

「お、俺の携帯じゃないわ」

「ぁ、私っ??」

なんだ私か。

私はカバンに手を突っ込んで携帯を探った。
あ、掴んだ。

「これは違うなぁ・・・」


ピロリロリ〜ン♪


「あーうるさいなぁ」

どこだ、どこだぁ?



ガシ



「あ、あった」

私は携帯らしき物を強く掴んでカバンから抜き出した。
よし携帯だ。


ガチャッ


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