小指心
「おかーさーん、私ちょっと蓮くんちに行って来るからっ!」
「ぇ、今から!?」
「大丈夫、すぐに戻るっ」
私は既に玄関にいて、サンダルを履いていた。
「行ってきまーす!!」
「ぇ、あ、ちょっと、まぁ、気をつけて迷惑かけないようにねっ!」
「はーい!」
ガチャッ
徒歩、数えることたったの五歩。
私はその場で蓮くんとはち合わせた。
「「っ!!」」
蓮くん、背のびた?
たった一日しゃべんないだけで、こんなにも変わるものだろうか。
私は不思議に思った。
「・・・ヘイ」
「へ、『ヘイ』?(驚)」
ぅわ、しょっぱなからやっちまったよ(泣)
だって、なんて言えば良かったのか分かんなかったんだもん。
蓮くんの家と私の家、私達は家の間で立ち止まっている。
「なんか・・・久しぶり?」
「そう・・・だね」
沈黙が流れる。
きまずーい、なんか本題を出せないんですけど。
「「あのさっ」」
「「!!」」
うっわ、うっわ。
言う事重なっちゃったよ。
シンクロニシティだ、シンクロニシティ。
ていうかベッタベタだなぁ、おい!
「あ、梓ちゃんからで良いよ」
「いや、でも蓮くんからで・・・」
「いやいや、どうぞ梓ちゃんからっ!」
「ぇ、あ、そこまで言うなら・・・」
なんだこの会話!!
「あの・・・今日、一応お試しの最後の日な、んだけど・・・」
意外と改めて言うのって恥ずかしいなぁ・・・
焦る。
「・・・で、ちょっと言いたい事が多々ありまして、ですね・・・」
「ぇ、今から!?」
「大丈夫、すぐに戻るっ」
私は既に玄関にいて、サンダルを履いていた。
「行ってきまーす!!」
「ぇ、あ、ちょっと、まぁ、気をつけて迷惑かけないようにねっ!」
「はーい!」
ガチャッ
徒歩、数えることたったの五歩。
私はその場で蓮くんとはち合わせた。
「「っ!!」」
蓮くん、背のびた?
たった一日しゃべんないだけで、こんなにも変わるものだろうか。
私は不思議に思った。
「・・・ヘイ」
「へ、『ヘイ』?(驚)」
ぅわ、しょっぱなからやっちまったよ(泣)
だって、なんて言えば良かったのか分かんなかったんだもん。
蓮くんの家と私の家、私達は家の間で立ち止まっている。
「なんか・・・久しぶり?」
「そう・・・だね」
沈黙が流れる。
きまずーい、なんか本題を出せないんですけど。
「「あのさっ」」
「「!!」」
うっわ、うっわ。
言う事重なっちゃったよ。
シンクロニシティだ、シンクロニシティ。
ていうかベッタベタだなぁ、おい!
「あ、梓ちゃんからで良いよ」
「いや、でも蓮くんからで・・・」
「いやいや、どうぞ梓ちゃんからっ!」
「ぇ、あ、そこまで言うなら・・・」
なんだこの会話!!
「あの・・・今日、一応お試しの最後の日な、んだけど・・・」
意外と改めて言うのって恥ずかしいなぁ・・・
焦る。
「・・・で、ちょっと言いたい事が多々ありまして、ですね・・・」