小指心
「・・・ねぇ、まだ起きてる」
「うん、さっき誰かさんが嫌な起こし方したから」
「ゴメンて(笑)」
「いやいや笑えないから」
目の前は天井、横には一馬。
暗い部屋、ドアが少し開いていてリビングの光が入ってくる。
クーラーはつけっぱなし、カーテンも開けっ放し。
紺色の空にはまばゆい光を放つ満月、セミは鳴き止み夏だと実感する。
「・・・夏だねぇ」
「だな・・・」
「そういやもうすぐ夏休みじゃん」
「・・・早いなぁ」
「私は高校1年生になって一馬は高校2年生かぁ」
「・・・だなぁ」
私は天井を見上げる。
「・・・おやすみ一馬」
「あぁ、おやすみ」
しばらくすると、私達の瞼は自然に閉じた。
―――――――――――
「ん~、おはよー・・・」
ベッドから起きると隣には一馬の姿がなかった。
リビングからスーパーマリオのテーマソングが聞こえる・・・
「飛鳥ー、一馬ー、朝っぱらからゲームですか奥さん方」
「おー、もうすぐ俺の勝ちー」
「ズルしたくせに、逆転勝ちしてやりますよっ」
「あっ!飛鳥ちゃーん、それはないでしょー?いっぺんにワリオとルイージ使うなんて」
「自分だって私のワリオ使ったじゃないですかー、あ、勝った」
「なああああぁぁぁぁっ!!?∑<(゚3゚;)>」
もう昨日やってこりごりしたんじゃなかったんかい・・・
「今何時ー・・・?」
「朝の8:30」
飛鳥はテレビ画面を見ながら言った、集中しすぎだよ。
「もう一回寝るわ・・・」
あくびをしながら私はまた自分の部屋に戻った。
「えー寝るのー?一緒にマリオしようよ、梓、意外と強いじゃん」
いや、確かに昔めっちゃはまったけど・・・
「まぁ私よりは弱いけどね、それでもって言うなら勝負してやっても良いよ」
・・・ブチ
「やってやろうじゃん、後で負けて泣いても知らないからね飛鳥」
「うん、さっき誰かさんが嫌な起こし方したから」
「ゴメンて(笑)」
「いやいや笑えないから」
目の前は天井、横には一馬。
暗い部屋、ドアが少し開いていてリビングの光が入ってくる。
クーラーはつけっぱなし、カーテンも開けっ放し。
紺色の空にはまばゆい光を放つ満月、セミは鳴き止み夏だと実感する。
「・・・夏だねぇ」
「だな・・・」
「そういやもうすぐ夏休みじゃん」
「・・・早いなぁ」
「私は高校1年生になって一馬は高校2年生かぁ」
「・・・だなぁ」
私は天井を見上げる。
「・・・おやすみ一馬」
「あぁ、おやすみ」
しばらくすると、私達の瞼は自然に閉じた。
―――――――――――
「ん~、おはよー・・・」
ベッドから起きると隣には一馬の姿がなかった。
リビングからスーパーマリオのテーマソングが聞こえる・・・
「飛鳥ー、一馬ー、朝っぱらからゲームですか奥さん方」
「おー、もうすぐ俺の勝ちー」
「ズルしたくせに、逆転勝ちしてやりますよっ」
「あっ!飛鳥ちゃーん、それはないでしょー?いっぺんにワリオとルイージ使うなんて」
「自分だって私のワリオ使ったじゃないですかー、あ、勝った」
「なああああぁぁぁぁっ!!?∑<(゚3゚;)>」
もう昨日やってこりごりしたんじゃなかったんかい・・・
「今何時ー・・・?」
「朝の8:30」
飛鳥はテレビ画面を見ながら言った、集中しすぎだよ。
「もう一回寝るわ・・・」
あくびをしながら私はまた自分の部屋に戻った。
「えー寝るのー?一緒にマリオしようよ、梓、意外と強いじゃん」
いや、確かに昔めっちゃはまったけど・・・
「まぁ私よりは弱いけどね、それでもって言うなら勝負してやっても良いよ」
・・・ブチ
「やってやろうじゃん、後で負けて泣いても知らないからね飛鳥」