小指心
「っち」←梓に聞こえない様にやった舌打ち

いやいやいやいや、聞こえてますって!!!(恐怖)
ていうか今の何に対する舌打ちなのっ?!!

「じゃあまた明日」

「う、うん」

そういうと一馬は真っ直ぐ歩いて行った、が急に止まった。
ていうか・・・また戻って来た・・・??

「梓」

「ん?」

一馬は私を呼んで耳元で囁いた。



『今度はキスだけじゃすませないかも』



ぇ、ちょ・・・

い、意味分かんないんですけどおおおおぉぉぉぉっ??!!(ガクガクブルブル)
いや、まず『すませないかも』ってなにっ!?

一体なにですまそうというんだっ?!!

「なっなっなっ・・・!!///」

「なんちって(笑)」

な、なにが『なんちって』じゃあああああああ!!!(アドレナリン大量分泌中)

「じゃあまた明日(笑顔)」

・・・なんだか一馬は満足げに笑っている。
私は恥ずかしくて恥ずかしくて、とても笑ってはいられない(一応苦笑いはしている)。

「・・・早く宿題、終わらせなきゃ」

し、心臓がどくどく脈打ってる・・・
手とかもう・・・マジで震えてるよっ。


ガチャッ


「お姉ちゃん、いつもお熱くて良いよね・・・うらやましい」

ゾクッ

びびびび、びっくりした・・・!!
イキナリ入って来たら飛鳥があぐらで床に座っていた。

「い、一体どうしたのっ!!?///」

「どうしたもこうしたも・・・彼氏とケンカしちゃって・・・(亡霊っぽい)」


ブワッ


ココでは泣くなぁー!!!

「泣くなっ!ちょっととりあえず私の部屋に行こうっ」

本当、休む暇無くいろいろ起こるから嫌になる。
まぁ、愛する妹の事は放っておけない(このフレーズキモい)。

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