小指心
私の部屋にて―――――
「・・・で、どうしたのケンカって。あんたらうちの学校ではバカップルで有名だったじゃない」
「バカップル言うなっ!!(号泣)」
私はミルクティーを飲みながカバンを放り投げた。
ちなみにミルクティーは飛鳥がくれた(自動販売機?)
「・・・私、イキナリ知らない先輩に告白されたの・・・ひっく」
・・・告白?
「それで?」
「それで、話があるから後で裏庭に来てって・・・っく、ひっく」
私はなんだか心配になってきて飛鳥の隣に座って背中をさすってやった。
「その先輩・・・前から好きでした・・・って、でも私いまの彼氏がいるから断ったの・・・」
「うん」
「そしたら・・・その先輩、いきなり私にキスしてき、たの・・・エーンッ!!姉ちゃああん!!」
「ぉうっ!?」
急に飛鳥は私に飛びついて来た、かなりきついんですけど。
「飛鳥、それでどうして彼氏とケンカになるの?」
「そしたら・・・そしたらそこにっ!!キスしてるところに竹くんが来ちゃったの!!」
ありゃ〜・・・それはケンカになるわ。
「誤解したの?」
「・・・うん・・・ひっく」
彼氏彼女も大変なわけだよね、まぁ私もなんだけど。
「じゃあさ・・・あ、そうだ。これから竹くんの家に行っちゃおうよ!」
「えぇっ!?・・・だ、駄目だよっ、私そんな勇気・・・ないよ・・・」
ったくこの子ときたら。
・・・可愛いっ!!!(ただのシスコン)
「大丈夫、大丈夫っ!私も一緒に行くからっ」
「・・・でも・・・」
「なんとかしてあげる、もちろん飛鳥も手伝わなきゃいけないけど私も頑張る。だから飛鳥も勇気だしてっ。ね?」
「・・・うんっ」
「よしっ、それじゃあめっちゃ可愛くオシャレして行こっ!!」
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「家って・・・ココ?」