小指心

「違うよ馬鹿・・・それよりずっと怖い話し、これ本当は一馬には秘密にしとこうかと思ってたんだけど、そんなのやっぱ彼女として嫌だから・・・ちょっとそれのことで話しにきました」

「・・・秘密とな（ココからは一馬にちょんまげを被せたと思って聞いててください）」

私は一馬の耳に手をかぶせてコチョコチョと小声で話した。

「ほうほう・・・」

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「と、いうわけなんだけど」

「なんでそんな重大な事、俺に隠してたんだよ」

「・・・だって、なんか話すのが気まずくて。しかもこの事に一馬を巻き込みたくなかったし・・・」

「こんの・・・愚か者っ！！（お代官様）」

え・・・？

「わしに対する思いやりは嬉しいが、梓には、たとえ大きな問題だとしてもひたすら頼ってほしいんだっ！」

「か、一馬・・・！///（なんだか飛鳥が乗り移ってる）」

「かの有名な映画でも言ってるじゃないか！『すべては愛のため・・・さ』」


一馬・・・私知らなかったよ・・・

まさか一馬が、そんな名言をこんなしみったれた時に使っちゃうほど空気が読めない人だなんて・・・！！（どことなく怒りのオーラ噴出）


「・・・て、人が真剣に困ってるのに・・・あんたはそんなカツラ（＝ちょんまげ）被って全てをジョークにするなんて・・・そんな気力があるなら解決の糸口にでも使ええええええぇえっぇぇぇっ！！！！（爆☆発）」



きゅあああああああああああああああぁぁぁぁぁっ！！！！！Σ(ﾟдﾟﾉ;)ﾉ


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「げ、げっほげっほ・・・。さ、さてココらへんで本題に入りたいと思います」

「遅いよ本題」

「で、南朋が明日からいじめてくるかもしれないから俺に護衛を頼む・・・と？」

「まぁ・・・簡単にいえばそうッスね」

「そうッスか・・・別に、良いよ」

一馬はジョーク一馬から一変して、普通モードに入れ替わった。
たまに一馬は危なくなる（ある意味）。

「え、あ、本当？マジで良いの？」

「なにいってのんの？自分の彼女見捨てるほど嫌な男じゃないよ？」

「うわー頼もしー」

「なぜに片言？」