小指心
第四章
隣のクラスの護衛くん
さぁ、やってきました。
南朋が待ちに待った待望の『梓いじめ初日』。
多分、私が学校の入り口に行って上履きに替えるころにはいじめが始まるんだろうな。
でもなんで私はこんなにも清々しい。
「おはよー梓!」
「おーす信条っ!」
「あっちゃん!おっはー♪」
あぁ、この日も今日でしばしお別れか・・・
でもこんなに冷静なのは一馬のお陰だ。
さぁ、やってきました。
小指心
隣のクラスの護衛くん
ガチヤッ
「・・・ほう」
私の予測は幸いにも当っていた。
『わーすごい私、もしかして超能力者っ!?ていうかエスパー!?』とか言いたくなるほど当っていた。
つい最近買ったばかりの上履きの中には沢山のカエル、ゴミ。
それに、あれ、これなんだろ・・・だ、ダンゴ虫?
まぁ、ご丁寧なことに上履きには『馬鹿、死ね』などなど多数の侮辱達が書かれていた。
いやもう、古典的ないじめだよねこれって。
まぁ、このまま職員室に行くけどさ。
―――――――――――
ガラッ
「センセー、私の上履きがむっちゃくちゃになってましたー(ふたたび片言)」
「なにっ!?いじめかっ!?」
一番最初に反応したのは『鬼先』。
めっちゃくちゃ怖い(てかいつもだけど)顔をしている。
「そうかもしれないッスー」
ヤバい、いかにも冷静すぎて先生達がこっち見つめてる。
「・・・信条さん、大丈夫?ちょっと疲れてない?」
「いや、もう全然っ!むしろ快調でーす」
だ、大丈夫かこの子・・・!!!(職員室に漂う『下手したら爆発寸前』空気)
「で、私残念ながら新しい上履きは持ってきていないんで。このままローファーで今日は過ごして良いですかね」
私は足を軽く上げて指を靴に向けた。
「あ、ああ・・・今日だけだからな」
「どもー」
ガラガラッ
ピシャンッ
南朋が待ちに待った待望の『梓いじめ初日』。
多分、私が学校の入り口に行って上履きに替えるころにはいじめが始まるんだろうな。
でもなんで私はこんなにも清々しい。
「おはよー梓!」
「おーす信条っ!」
「あっちゃん!おっはー♪」
あぁ、この日も今日でしばしお別れか・・・
でもこんなに冷静なのは一馬のお陰だ。
さぁ、やってきました。
小指心
隣のクラスの護衛くん
ガチヤッ
「・・・ほう」
私の予測は幸いにも当っていた。
『わーすごい私、もしかして超能力者っ!?ていうかエスパー!?』とか言いたくなるほど当っていた。
つい最近買ったばかりの上履きの中には沢山のカエル、ゴミ。
それに、あれ、これなんだろ・・・だ、ダンゴ虫?
まぁ、ご丁寧なことに上履きには『馬鹿、死ね』などなど多数の侮辱達が書かれていた。
いやもう、古典的ないじめだよねこれって。
まぁ、このまま職員室に行くけどさ。
―――――――――――
ガラッ
「センセー、私の上履きがむっちゃくちゃになってましたー(ふたたび片言)」
「なにっ!?いじめかっ!?」
一番最初に反応したのは『鬼先』。
めっちゃくちゃ怖い(てかいつもだけど)顔をしている。
「そうかもしれないッスー」
ヤバい、いかにも冷静すぎて先生達がこっち見つめてる。
「・・・信条さん、大丈夫?ちょっと疲れてない?」
「いや、もう全然っ!むしろ快調でーす」
だ、大丈夫かこの子・・・!!!(職員室に漂う『下手したら爆発寸前』空気)
「で、私残念ながら新しい上履きは持ってきていないんで。このままローファーで今日は過ごして良いですかね」
私は足を軽く上げて指を靴に向けた。
「あ、ああ・・・今日だけだからな」
「どもー」
ガラガラッ
ピシャンッ