小指心
「姉ちゃん」

「ん〜?」



「一馬くんと別れたって本当?」



「っふぁjほs☆ふぃう♪あおじ※ぇkwんkjhnっ?!!」

つ、つばがぁあっ・・・!!(汚)

「ちょ、姉ちゃん汚っ」

「げ、げほげぐぉっ・・・」

あ、飛鳥・・・なんでそのことを知っているんだっ?!
私はとっさに後ずさりしてしまった。

「ななななななな、なんでその事をぉおおっ・・・!!?」

「姉ちゃん、せめてバレちゃう動揺でも隠してみようよ」

「いやいやいや、今はそこが大切なところじゃないからっ!なぜっ?!」

私はとっさに両手で顔を隠した。
飛鳥は私の目の前に座る。

「ほれ」

「・・・??」

指の間から覗くと、飛鳥は私に携帯を差し出して来た。
しかも受信メール覧。

「ココ、読んでみたら分かる」


ピピピピッ


「・・・」

差し出し人は、ぇ、一馬。

「なにこれ・・・」

―――――――――――
件名 梓
―――――――――――

久しぶり、飛鳥に頼みたい事があります。
今日、俺飛鳥んちに行こうと思うんだけど・・・

それが南朋にバレたら俺と梓の関係はズタボロになるほどの危険な任務で。

少しばかり梓と話がしたいんだけど。
もしかしたら南朋がこっちに来る危険性が高いので飛鳥、見張っててくれる?
4:00ぐらいに行くから、じゃ。
―――――――――――

「ぅえ、一馬が家に来る!?」
< 91 / 250 >

この作品をシェア

pagetop