幸せの寄り道
「…あっ。」
河野先生は私を見て声をもらした
--ゴホン!
もう一人の先生が咳払いをして先生を見た
すると先生はハッとして教卓に荷物をおいた
「え~と、理由はわかると思うけどしばらくは先生2人で授業をします。」
それからは淡々と授業が進み時間も早く進む気がした
授業が終わると先生たちはすぐ出て行った
「なんか、すごい徹底されとるね…」
「まぁ、しょうがないよね…」
私は幸奈とそう言って廊下で先生たちを待った
しばらくすると先生たちが来てまたベンチに行った
とうぶんはこの繰り返しになるんだろうな
放課後になり私は校長室へ向かった
----コンコン
「はい。」
「夏川です。」
「入りなさい。」
「失礼します。」
私が入ると校長先生が机に座っていた
「そこにあるのが今日の課題だからね。あと掃除はこの部屋をしてもらおうかな?」
「わかりました。」
事務室に掃除道具をとりに行きさっそく掃除を始めた