幸せの寄り道



「もう15時だねぇ、私と陽向はそろそろ帰るよ~!!」


「えっ美咲なんか用事でもあるの?」


「私じゃなくて、陽向にあるの!!」


「は?」


そう言って美咲は少しニヤニヤしていた


「じゃあこのまま解散しよっか」


「そうっすね」


「え~、俺まだ遊びたんね~よ!!」


「子供かよ。あ、小林だもんなぁ~」


「おい、こら!!」


「じゃあ先輩方また学校で♪」


「ばいばい、茜ちゃん!!」




そうして私たちは解散した



「美咲、どこ行くの?」


「学校!!」


「学校!?」


「昨日忘れ物しちゃって(笑)」


「それって私の用事じゃないじゃん…」


「だって、そう言わんかったら小林くんたちに連れて行かれそうだったんだもん♪」


「まぁ、いっか。」


それから学校に着くと

いろんな先生に会い、

いろんな知り合いに会い、

いろんなリアクションを見た




「ねぇ忘れ物は?」


「え、ここに忘れたの♪」


「でもここ……、理科準備室だよ?」


「まぁまぁ♪」



コンコン……



「………はい。」


「河野先生いますか?」


「いますよ。」


そう言ってドアが開いた






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