幸せの寄り道



次の日、学校が終わると急いで帰り父の荷物を調べた


だけどそんなに簡単には女性の手掛かりとなるものは見つからなかった



どうすればいいんだろうか?



それから他の人が帰ってくるまでいろいろと探し続けた




「陽向?」


「母さん、どうしたん?」


「父さんのことなんだけど、陽向が責任感じたりしなくていいんだからね?」


「大丈夫、心配しなくてもいいよ。」


「でも…」


「私、結構強くなったんだよ?」


私はそう言うと母は驚いたような顔をした




「何かあったら言ってね。」


「うん。」



「あ、明日学校午前で終わりらしいからお弁当いらないよ!!」


「なんで?」


「なんか会議があるんだって?」


「そう、じゃあお昼は適当になんか食べて」


そう言って母は部屋から出て行った




静まり返った部屋を見渡してある写真が目についた



夕陽の沈む海の写真




「あ、おばあちゃんに相談してみよ!!」


















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