幸せの寄り道
「陽向ちゃん?」
声のほうを見ると幸奈がいた
「幸奈。」
「どうしたの?」
「ん~。ちょっと考え事。幸奈は?」
「アイス食べたいなぁって思って♪」
そう言って笑顔でアイスの入った袋を見せてくれた
「最近元気ないね、その理由聞いてもいい?」
「う~ん、重い話だよ?しかも家庭の問題だし…」
「陽向ちゃんが話してくれるならいいよ?無理にとは言わないけど。」
「ありがとう。」
それから幸奈に今までのことと、これからのことを話した
「そっかぁ、大変だね。」
幸奈は本当に悲しそうにそう言った
「大変だけどやらなくちゃいけない事だから…」
「陽向ちゃん変ったね。」
「そう?」
「うん、また一緒にいっぱい話したいね…。」
「沙耶が許さないよ(笑)」
「そうだよね…。」
「でも、幸奈次第だよ。」
「え?」