幸せの寄り道





「先生、陽向をよろしくお願いします!!」


「田村の口からそれが聞けてよかったよ。」


そう言って先生が沙耶の頭をポンポンと叩き私に笑いかけた





ステージのほうを向くと小林君と内田君と弘樹君と聡太君が道を作ってくれていて私たちはその道を通った





「小林君、ありがとう。」


「俺も実は陽向のこと好きだったんだけどなぁ(笑)」


「お前には夏川は無理だろ。」


「先生それ失礼。小林君ありがとね。」




そう言って私たちは内田君のところへ行った





「内田君、お手数をおかけします(笑)」


「今さらだな。」


「お前が一番役立ったな!!」


「はいはい。」


「ありがとね。」




次に弘樹君のところへ向かった





「………先生、陽向先輩のこと諦めたわけじゃないからな。」


「何年たっても夏川にはその気はないだろうな。」


「はははっ。弘樹君何回も助けてくれてありがとね。」




そして次は聡太君のところへ行った





「…聡太君。」


「あの、陽向のこと幸せにしてあげてください。もしできなかったら容赦なく連れて行くんで。」


「わかってる。ありがとな。」


「聡太君ありがとう。」





そう言って前を見ると美咲と茜ちゃんがいた





「私たちのことも忘れないでね!!」


「忘れてないよ!!2人とも、ずっと私のこと信じて支えてくれてありがとう。」


「夏川のこと守ってくれてありがとう。」



そう言ってステージに辿り着くと先生が私を先にかつぎあげてその次に自分でステージに飛び乗ってきた




< 188 / 205 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop