幸せの寄り道



「じゃあ、行くんでしょ?顔洗いに行こっか!!」


「私すっごい勿体ないことしてるね♪」


「ほんとだよ、こんないい男そこら辺探しても見つかんないからな!!」


「は~い♪」


ほんと、いないだろうねこんないい人




私たちは近くの水道でざっと顔を洗った



「なんで弘樹くんまで洗ってんの?」


「俺だって好きな人に別の人が好きって言われたんだし、スッキリしたいさ☆」




「そうだね!!ハンカチ使う?」



「うん!!」



私たちはそのあと校舎に向かいながらお互いの未来を願った


私はいつか先生に想いを伝える

弘樹くんは先生に勝つ






「じゃあ、頑張ってくださいよ!!俺は帰るんで。」



「うん、ちゃんと話すね。」




そのまま私は準備室に向かって歩いた








先生、話聞いてね?









 

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