幸せの寄り道




「授業始まるけ入ろう♪」


先生って思えないよねこんな感じだと…



私たちは席に着いて教科書の準備をした



キーンコーンカーンコーン~♪


「はい、始めるよ!!」


いつもこんな感じで始まる


「ほんま先生っぽくないよねぇ。」


沙耶が毒づく…

先生のこと好きなんだろ、おい


「まぁまぁ、あれでも先生なんだしねそんな事言わんのよ…」



そうなだめていると先生が近づいてきた



「ねぇ前回ってどこまで書いた?」


私のノートを捲りながらそう聞いてくる



え~とってか、もうノート見よるじゃんか!!




そしてまたしても…







隣の席からあの視線!!




イヤーーーー!!




「あ、ここかぁ!!ありがとね~」


「え、あぁいえ。」



先生はニコニコと黒板に向かって行った



「いいよねぇ、先生に好かれて」


キター、嫌み!!
横をみると明らかに不機嫌…



自分何もしてないのに....はぁ




いつもこれだ




なんでよ…





授業中は悩むのが嫌だから授業に集中する





「ここはこうだから~」



この先生どこまで鈍感なの!!




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