幸せの寄り道



「茜ちゃん元気で可愛いね♪」



「あの子中島くんが好きなん?」




「そうみたい♪可愛いなぁ☆」




そう言って嬉しそうに笑っていると美咲も笑った




「陽向はほんと幸せそうに笑うね」



「え、そう?」






キーンコーンカーンコーン♪




「あ、じゃあ帰るね!!」




「急いでね☆」





「了解!!」





どうやら先生が近くまで来てたみたいで美咲は少し急かした





「おはよ~」



「おはよ~☆」


沙耶に向かって言うと彼女も返してくれた



それから少し話して担任が入ってきてHRが始まった



「今日英語の先生がお休みで代わりの先生がくる事になった」



《は~い!!》



「それじゃあHR終わり!!」



先生はそのまま出て行った



「代わりって誰が来るんかね!?」



「ん~、誰じゃろ?」



そんな話をしていると代わりの先生らしき人が教室に入ってきた





「そろそろ授業始まるけ座って!!」





私はその顔をみて少し驚いた





その先生は昨日の女の先生だった





向こうも私に気づいたのかこちらを見ていた





「じゃあ英語の先生から預かったプリントがあるのでやってください!!提出ですよ!!」




そう言いながら配り始めた




全て配ると教室の中を歩いて回り始めた





「あの先生ってさ、河野先生のこと好きらしいよ!!」



沙耶が周りに聞こえないように言ってきた



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