Cherry Love〜さくらと桜〜【短編】
「例えば、小さな子供に将来の夢を聞いて医者って答えたとする。その子が大きくなって医学部に入ったときに同じ質問をしたら、たぶん、世界的に有名な医者になること、とかになっていて、医者になることは目標になってるはずだよ。

つまり大人になれば小さな頃の夢は目標に変わってるんだよ!それに俺は夢って言ってたらいつまでも叶わない気がする!」

かなり力説した

「フーン、で、その目標は何なの?」

力説はムダだったらしい…

「内緒」

「なにそれ〜!長々と話聞いてあげたのに〜バカッ!」

ふくれっつらで自分の部屋に行ってしまった

そんな姿を見て、可愛いと思ってしまう俺はやっぱり変なのかな…



だが、このときの俺の話が後々、姉ちゃんを勇気づける事になった
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