相伴って比例するイケナイ関係






「あ、秋…?」


ギュと強く抱きしめられて、秋の匂いをリアルに感じる



「大丈夫…だったか?」


「…………」


そう、囁かれて小さく頷くと秋は私を離して近くのベンチに促す



「なら、良かった」


「…うん」


「あ…目、腫れてるぞ」


私の目を指差しニコリと笑う


「あ…」



そんな、醜い顔を見られたくなくて…顔を反らすと私の手をとり何かをのせる



「……え」


「来る途中に、買ってきた。好きだろ?それ」



そう言われ私の手にあるのは、チョコレートのシュークリーム



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