相伴って比例するイケナイ関係
なんで、どうして…?
疑問ばかりが浮かんで口を閉ざしていると…
女の子は切なそうに顔を歪める
「そう、ですよね…」
「悪いな」
「いえ…いいんですっ」
そう目に涙を浮かべて、図書室を出ていく
そんな姿を見ながら、私の胸は苦しい
「…秋」
そう声をかけると、少しだるそうに口を開く
「あの子…もう三回も告白されてんだ」
「…え」
そ、そんなに?全然、知らなかった……
だから、知り合いか聞いた時に微妙な反応をしたんだ…
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