相伴って比例するイケナイ関係
「あれ…黒崎くん?」
キョロキョロと数回周りを見渡し、私に近付いて来る
「どうしたの?」
「いや、大丈夫だったか?…色々と」
「え?」
「秋に何か言われたりしただろ?」
あ―…
もしかして、心配して来てくれたのかな?
「まぁ、なんで俺じゃなくて私を頼るんだよー!って拗ねてたくらいだよ」
「秋がか?」
「うん、でもそれだけ!」
なんて言っても、本当はそれだけじゃないけど、黒崎くんには言えない
「そっか、ゆやがそう言うならそれでいい」
「それより、チョコはどうしたの?」
「ん?あぁ、ここで寝てる」
自分のバックを指さし少しあいた隙間から覗くとタオルにくるまりスヤスヤと眠るチョコ
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