キミに捧げる初雪
「あの時は…ごめんね」



陽ちゃんは神妙な面もちで、雪子へ向き直った。



「…え」



「雪子の気持ち、考えなくて…謝りたくて、でも怖くて…会いに行けなかったんだ」



雪子が、かすかに首を振る。



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