キミに捧げる初雪
目を覚ますと…



病室のベッドで、雪子と手をつないで眠っていた。



「にゃあ」と、黒猫が間に割り込んでくる。



「クロ…ただいま」



黒猫の気配に目覚めた雪子が、微笑んだ。



そして、黒猫を撫でながらオレに言った。





「ありがとう。幸せだった」



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