キミに捧げる初雪
「ありがとう。幸せだった」



その言葉を聞いたとき、ボクは救われた気がした。



雪子に幸せになってほしい。



それが、ボクの願いだったから。





でも、その幸せを噛みしめることができたのは、ほんの一瞬だった。





だって…



あいつが迎えにきちゃったんだもん。



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