キミに捧げる初雪
Ⅸ
「ありがとう。幸せだった」
その言葉を聞いたとき、ボクは救われた気がした。
雪子に幸せになってほしい。
それが、ボクの願いだったから。
でも、その幸せを噛みしめることができたのは、ほんの一瞬だった。
だって…
あいつが迎えにきちゃったんだもん。
その言葉を聞いたとき、ボクは救われた気がした。
雪子に幸せになってほしい。
それが、ボクの願いだったから。
でも、その幸せを噛みしめることができたのは、ほんの一瞬だった。
だって…
あいつが迎えにきちゃったんだもん。