キミに捧げる初雪
雪子のママが、お洗濯ものを干すためベランダの窓を開けている隙に。



ボクは、外へ飛び出した。



お庭で雪子と遊んだことはあっても、それ以上、本当の外へ出たことはない。



でも、道は知っていた。



雪子の病院への道。



いつも、車ですぐだもん。



すぐ行くからね、雪子。



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