キミに捧げる初雪
悪魔は、オレと雪子の顔で、にやあっと笑うと、低い声でこう言った。



「悲しむことはない」



「お前の願いも叶えた。お前も一緒に来るんだ」





え?





雪子…も…?





「あ…たし…?」



雪子は、そっとクロを抱き上げた。



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