キミに捧げる初雪
「覚えていないのか?」



悪魔が、グブグブと喉を鳴らす。



多分、笑っているんだろう。



「もっと小さかった時のことだからな。すぐに死ぬと思ったのに…長い間待たせてくれたもんだ」



そう言って悪魔は舌打ちをした。



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