キミに捧げる初雪
「病は気から…って本当で、あたしの病気はどんどん悪化していった」
「もう死ぬんだって思うくらい、苦しくなった夜、大和くんが現れたの」
雪子が唇を噛む。
「迎えにきてくれたんだって思ったのに…大和くんは低い声でこう言った。『お前の望みを叶える代わりに魂をよこせ』」
雪子は、きっと悪魔を睨みつけた。
「あれは、あんただったのね」
「もう死ぬんだって思うくらい、苦しくなった夜、大和くんが現れたの」
雪子が唇を噛む。
「迎えにきてくれたんだって思ったのに…大和くんは低い声でこう言った。『お前の望みを叶える代わりに魂をよこせ』」
雪子は、きっと悪魔を睨みつけた。
「あれは、あんただったのね」