キミに捧げる初雪
雪子がオレの手を握る。





「教えてくれたのは、レン、あなたよ」



甘い香りとともに、知らない年配の女性の姿が脳裏を横切る。



雪子とその女性が重なる。



「あなたに会えたから、気づくことができたの」



強く、優しい微笑み。




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