キミに捧げる初雪
その時、バタバタと走ってくる慌ただしい足音が聞こえた。



「ちょっと!!廊下を走らないで!!」



看護婦さんと思われる女性の叫び声。



バタン!!とすごい勢いで、あたしの病室の扉が開く。





「雪子!!」





うるさい足音の正体は、陽ちゃんだった。



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