キミに捧げる初雪
「雪子が…どこかに行っちゃうんじゃないかって…」



陽ちゃんが、また涙を流し始める。



「夢の中で…雪子が許してくれたから…会いに来たの…」





陽ちゃん…





いつの間にか、あたしの目にも涙が溢れていた。





その時のあたしは、少しパニックになっていて。





陽ちゃんと、同じ夢を見ていたことに気づく余裕がなかった…






< 259 / 287 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop