キミに捧げる初雪
「こうゆう話、嫌いじゃないよ」



目をキラキラと輝かせ、オレを見つめる。



「ねえ!もしかして、あたしの前世とか知ってるの?知ってるなら教えてよ!」



いつの間にか、ナガセユキコはオレの腕を掴んでいた。



「いや…知らないけど…」



オレが呆気に取られ、そう返答すると。



「なんだ、つまんないの」



と、本当につまらなそうな顔をして、ベッドへ戻っていった。



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