キミに捧げる初雪
彼女の瞳は,もう少し薄い青だった。



その瞳から涙が、こぼれ落ちる。



ずきん、とオレの胸が痛んだ。



慌てて、彼女を抱きしめようと手を伸ばした。



だけど、彼女はいつの間にか手の届かない遠くにいた。



「嘘つき…」



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