キミに捧げる初雪
「だから、あたしはファンタジーがいいって言ったのに」



雪子は別の映画を観たいと言っていたのだが、ジャンケンで負けてしまったのだった。



負けたことは悔しかったようだが、そのやりとりは楽しかったらしく笑顔は消えなかった。



「少し早いけど何か食べにいく?」



まだ5時を回ったところだった。



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