トモダチ以上、コイビト未満。

『結局どーなったの?てか手紙になんて書いたの!?』

『ん?少しでも気持ちがあるなら連絡してって書いたんだ。連絡ないからダメってことかな。』

『直接返事とか理由とか聞いてないの?』

『うん…。』

『それはダメだ!!』


ユリが怒った。

『ねぇ心那、うちがたっくんに聞いてきてもいい?心那は2人じゃ話せないでしょ?』

『うん…。ユリにはずっと相談してたから。多分今部屋で2人になったら泣くと思う。』

『本当にいいね?…じゃあたっくんと話してくる。』



ユリが男子部屋に行ったのと同時にヒデが女子部屋に来た。


『ごめんね、ヒデ。』

『おう。お前も弱いヤツだなー。』


ヒデの言ってることは間違ってないから反論出来なかった。

あたしはただの弱虫なんだ。


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