トモダチ以上、コイビト未満。
『んーと、何て言えばいいかな………えーと、手紙ありがとう。あの、内容は嬉しかった。本当に、ありがとう。』
『………………………。』
『だけど今は…時期じゃないってゆーか……彼女とかそういうの考えられなくて。』
『うん……。』
『うん、あの…ごめん。』
『………………………。』
『でも誤解しないで欲しいんだけど、あの……………好きだから。……今は時期じゃないってゆーこっちの勝手なワガママだから…。うん、好きだから…誤解しないで…?』
あたしは必死で泣くのをこらえていた。
たっくんの口から『好き』って…
今までの女の子には真剣に告白されてもふざけて笑い飛ばしてたたっくんが…
『好き』って言ってくれた。
でもたっくんの彼女になれなかったのは悲しかった。
『……話してくれてありがとう。じゃあまた明日ね。おやすみ…。』