トモダチ以上、コイビト未満。

急いで部屋に戻ってベッドの上で泣いた。

嬉しさと悲しさで涙が止まらない。


『良く頑張ったね。』


ユリが言った。


あたしは何もしてないよ。

でも真剣に話せるようになったかな。

あたし、これでも頑張ったよ…。



『ネックレスは渡せたの?』

『渡せなかった…。』

『そのネックレス、ちょっとうちに預けてくれないかな?』

『…?』

理由はわからなかったけどネックレスをユリに預けた。


そしてユリはどこかへ行ってしまった。

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